織山(きぬがさやま)の麓の六所神社の参拝を終え、続いて標高299メートルの山頂に鎮座する雨宮龍神社へ向かいます。 長い石段との闘いでしたが、山頂に到着して参拝し終えた時には、その疲れも吹き飛んでいました。 とても、素敵なお社でしたよ^^
雨宮龍神社( あめみやりゅうじんじゃ )
訪問日 2020年7月26日(日)
御祭神
大山祇神
級長津彦命
級長戸辺命
彌都波能賣神
大綿津見神
底中上津綿津見神
御神紋
左三ツ巴
創建
推古天皇時代の創始
所在地
滋賀県東近江市五個荘石馬寺町857
雨宮龍神社について
雨宮龍神社の御由緒によると、もともとは 「 八大竜王社 」 と呼ばれていたそうです。織山(きぬがさやま)の麓にある伊庭荘湖の辺りで出現した神を、標高299メートルの山頂に安置したのが始まり。
この地では文政11年6月に大干ばつがあり、飲料水にも事欠く始末だったそうですが、石馬寺の住僧が社頭で大般若趣分を真読したところ、1匹の白蛇が現れたので、その白蛇に向かって僧が持っていた鉄如意で一撃し社殿に投げつけたところ、雨が盆をひっくり返したかのように降ったという伝説が残っています。

延々と続く石の階段
六所神社の参拝を終えて、更に苔の生えた石段を登って行くと、「 雨宮龍神社 」 の門柱と鳥居が...その先にはまだまだ石段が続いています。
鳥居を抜けてどんどん進んでいくと山道に入っていくんだけど、目の前にはまだまだ石段が! この頃は、まだまだ体力もあって元気^^;
まだまだ続く石段...
ところどころ、嵩上げした石段まで! こんな山奥で石の階段を積み上げるだけでも大変なのに、どんだけ手間かけてるのー??
登るのも大変だけど、これだけ手間をかけて積み上げて下さった労力を思うと「 キツイ~!! 」なんて言ってられませんよ。
でも、想像以上に厳しい道程だったので、この辺まで来たら、もうほとんど無言です^^; 「 キツイ 」なんて言ってられないなんて言っていながら、この石段、どこまで続くの...( キツ~ )状態。
謎の文字が刻まれた大きな磐座
長い石段から開放されたところで、「 ← 雨宮龍神社 」 と 「 北向岩屋観音 → 」 の分かれ道を示す道標が! 雨宮龍神社まで、あともう少し^^
もうすぐ到着と思うと、足取りも軽くなってきました。 雨宮龍神社はもう目前というところで、右手に大きな磐座が。
磐座には、何か文字が彫ってあります。 なんて彫られてるんだろ? 写真で撮ると少し見えやすくなったけど、肉眼で見るともっと難解。
「 六●● ●大柱 」 ...みたいな? 結局、よくわかりませんでした^^;
繊細な彫り物が印象的な本殿
そうこうしているうちに二の鳥居が^^
鳥居をくぐり石段を駆け上がると、こじんまりした本殿。 小さいけれど、ドーンッとした佇まいで大きなパワーを放っています。
参拝を終えた時には、龍神様にパワーを頂いたお陰で(?) 長い石段を登って溜まり溜まった疲れも吹き飛んでいました。
天井の梁の部分の彫り物がすごく繊細で美しい。
木鼻も迫力があります。
境内にも磐座がありました。 ここはもともと大きな岩がゴロゴロしている山なのかもしれませんね。 山にもともとあった岩を砕いて、あの長い石段が作られたのかな?
標高299メートルから眺める山頂からの景色もキレイでしたよ^^ 麓では小雨がパラついていたけれど、雨宮龍神社に到着する頃にはすっかり雨もやみ、晴れ間も出て来ていました。 龍神様からの歓迎の雨だったのかもしれません。
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まとめ
麓から長く続く石の階段...最初こそ余裕でしたが、頂上に近づくにつれヘロヘロに...体力に自信のない方は、気候の良い春先や秋頃に参拝されるといいかも...真夏は暑さで体力を奪われるので、めちゃくちゃしんどいです^^;
山頂にも関わらず、美しく保持された社殿、小綺麗でサッパリとした境内。氏子さんや地域の人々によって、大切に守られている神社なんだなぁとしみじみ感じる事が出来ました。
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