三重県の伊賀市にある都美恵神社、境内の隣はもともと保育園だったみたいですが、今は改装されて 『 杜のカフェ いこいこ 』 というカフェになっていました。 昔は、園児たちが境内で追いかけっことかしていたのかなぁ～と想像させるようなのどかな田舎の風景の中にある素敵な神社です。
都美恵神社（ つみえじんじゃ ）
訪問日 2020年8月2日（日）
御祭神
《 主祭神 》
栲幡千々比賣命
《 配祀 》
経津主命
布都御魂命
《 合祀 》
応神天皇
健速須佐之男命
稻田比売命
仁徳天皇
天穗日命
火産靈命
大山祇命
三筒男命
安閑天皇
大山咋神
建御名方命
大日霊貴命
埴山比売命
彌都波能売命
市杵島比売命
伊弉册命
菊理比咩命
天太玉命
宇気母智命
伊勢津彦命
天手力男命
倭姫命
武甕槌命
宇迦能御魂命
天津彦火瓊瓊杵命
木花佐久夜比売命
八坂刀売命
玉依比売命
建角身命
猿田彦大神
天御柱命
国御柱命
火之迦具土命
御神紋
十六裏菊
創建
西紀２、３世紀以前（ 推定 ）
所在地
三重県伊賀市柘植町2280
都美恵神社について
都美恵神社はもともとは、霊山の中腹穴師谷にあり、「 穴師社（ 穴石神社 ） 」「 石神神社 」 と呼ばれ、上柘植村の産土神として祀られていたそうです。 寛政21年（ 1644年 ）に大洪水にみまわれ、天保3年（ 1646年 ）に、現在の場所に移されました。
主祭神は栲幡千々比賣命、配祀は経津主命、布都御魂命ですが、驚くべきは 合祀として祀られている神様の多さ！ その数、33柱！！ 明治末年に上柘植、中柘植、上村、野村、小杉の各神社を合祀された結果だそうですが、それぞれの神様を今も大切に祀られているというの素晴らしいですね＾＾ とっても賑やかです。
伊勢神宮逢拝所
境内には伊勢神宮逢拝所。 この遥か先には伊勢神宮が．．．有り難く拝ませて頂きました。
垂仁天皇の御世に皇女倭姫命が天照大神の鎮座の地を求めて、大和の莵田、近江国、美濃国を巡行し伊勢の国に至ったそうですが、その途中に柘植の敢都美恵宮（ 元伊勢 ）で2年間鎮座し奉斎されたと伝えられています。
その昔、この地に倭姫命が．．．と思うと感慨深いですね＾＾
手水舎は可愛らしい龍頭。 コロナウィルスが流行し始めてから水を止めている神社や杓子を撤去している神社も多かったので、久々に本来あるべき姿の手水舎を見られたような。
石垣の上にある社殿から望む霊山
二の鳥居の後ろには3段になった石垣に立派な社殿。
結構斜行がありますが、ちゃんと手すりが設置されているので、安心して登っていく事が出来ます。
2礼2拍．．．と、ふと前を見たら、『 献 コロナクラブ 』 の文字！ 時期が時期だけに（ コロナウィルス警戒中 ）思わず2度見してしまいました＾＾；
多分（ いや、絶対 ）、コロナとは無関係なんだけど、コロナ騒ぎが起きてからは、このクラブ名に複雑な気持ちでいるかもしれませんね（汗）
社殿から境内を振り返ると、もともとこの神社が鎮座していた霊山が見えます。 ここの狛犬さんは、毎日こんな素敵な風景を眺めているんだねぇ＾＾
「 いい眺めだろ？ 」 と得意気な表情の狛犬さんたち。
裏山にある境内社
本殿左側にも境内社があるので、そちらに向かったのですが、こちらから見える景色もまた美しい＾＾
境内社『 耶須久尓社 』
耶須久尓社を参拝後、ふと右後方を見ると、裏山に続く石段が見えます。「 灯籠があるし、あの上にも境内社があるんじゃない？ 」とイソイソと登って行くと．．．
洞穴？ 古墳？ よくわからない大きな横穴が．．．
そこからまた奥へと進んでいくと、境内社の 『 秋葉社 』が祀られていました。 木漏れ日の中、柔らかくあたたかい空気に包まれています。
車を停めた駐車場から見える風景。 青々と広がる田園風景が素敵な場所でした。 この後は樹齢1,000年を超える大杉があるという川俣神社へ向かいます。
まとめ
三重県の神社と言うと有名どころしかお参りした事が無かったのですが、グーグルMAPで検索して、たまたまヒットしてお参りする事になった 『 都美恵神社 』 ．．．たまたまだけど、これもきっと必然で、ここで祀られている大勢の神様方が呼んで下さったんだなぁって思います＾＾
この日は日曜日で、神社横にある 『 杜のカフェ いこいこ 』 は定休日だったので、今度は平日にお参りして、カフェで美味しいランチを頂きたいなぁ＾＾
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