滋賀県甲賀市信楽町の神山神社、名のある有名な神社ではありませんが、個人的にはすごく好きな神社です。 信楽は陶器で有名な地域ですが、信楽の神社の狛犬さんは石ではなく陶器で造られているものも多いんです。 ここ神山神社の狛犬さんも個性的で素敵ですよ^^
神山神社( こうやまじんじゃ )について
創建は不明ですが、奈良時代の始め、神亀4年( 727年 )信楽郷の本宮として祀られたのがはじまりとされています。
天平宝字年間( 757 ~ 764年 )に信楽八ケ村( 神山 ・ 小川 ・ 柞原 ・ 朝宮 ・ 野尻 ・ 勅旨 ・ 牧 ・ 槇山 )の総氏神になりましたが、現在は神山のみの氏神様となっています。
山奥にひっそりと建つ神社ですが、鳥居をくぐると凛とした空気感に包まれ、とても居心地の良いところです。 神山神社から車で5分程走ったところに、鶏鳴の滝があるのですが、ここもまた素晴らしい場所です^^ 神山神社に立ち寄られたら、是非是非行ってみて下さいね。
御祭神
【 主祭神 】
素盞鳴尊
【 配祀神 】
大山津見神
【 御神紋 】
左三ツ巴
住所( 駐車場 )とアクセス方法
【 住所 】
〒529-1812
滋賀県甲賀市信楽町神山1994
【 駐車場 】
橋を渡ってすぐ左手、神社横に広い駐車場があります。
【 アクセス 】
新名神高速道路
信楽IC 降りて車で15分
信楽高原鐡道
信楽駅 徒歩43分
素戔鳴尊( スサノオノミコト )を祀る神社
境内は太陽の光に照らされて神々しく神秘的な空間に^^ 都会にあっても田舎にあっても、やっぱり神社って鳥居をくぐった先は異空間...そこに確かに神様がおられるんだなって体感出来るんですよね。
ここ神山神社の神様はスサノオノミコト様( 素盞鳴尊 )スサノオノミコトは暴風雨を司る神とも言われます。 川が氾濫する地域に多く祀られていたりもするみたいなのですが、ここ神山神社も川のすぐ隣り。 川の氾濫を鎮める...もしくは雨乞いの願いを込めてお祀りされるようになったのかな?
かなりの荒くれ者として知られる神様ですが、その力強さから厄をもなぎ倒すとされ、厄除けの神様としても広く信仰されているそうです。
拝殿から見下ろす姿が凛々しい狛犬さん
冒頭でも書きましたが、陶芸の街として有名な信楽町の神社の狛犬さんは、信楽焼で焼き上げられたものが多いのが特徴。石で彫られた狛犬さんも魅力的ですが、陶器で造り上げられた狛犬さんは、どれも味があって表情も活き活きしていて、素敵なんです。
カッと目を見開き、こちらを見つめる阿形さん。 鼻の穴は人差し指でグリグリ~ッと大胆に形成された模様。 かなりインパクトあります(笑)
胸をググッと突き出して厳つい風貌は、護国神社系とか招魂社系の特徴にも似ていますが、それを少し真似て作ったものかもしれませんね^^
鬼の様な形相ですが、お耳はマルチーズみたいで、どことなく愛嬌もある♪ 吽形さんのお鼻の穴も人差し指で思いっきりグリグリッと(笑) バチ当たりなので出来ませんでしたが、思わず2本指を突っ込みたくなるような衝動に駆られます^^;
横顔も凛々しい!! タテガミのカールもいい感じです。 石では表現できないような陶器ならではの滑らかなフォルムがなんとも言えませんね~ 遠くを見つめる眼差しも素敵だわぁ。
鶏鳴の滝
鶏鳴の滝の話題が出たので、この滝についてもちょこっとご紹介^^ 鶏鳴の滝は信楽駅より約6㎞、大戸川の上流に位置しています。この滝の東方にそびえている笹が丘の山頂に古い寺院があり、元旦の朝になるとこの寺跡の池から黄金の鶏が現れ新年の幸を告げる伝説があるそうで、その伝説に因んでこの滝を【 鶏鳴の滝 】と呼ぶようになったそうです。
鶏鳴の滝の前には信楽焼の狸さんも置かれていますよ^^
まとめ
信楽町にある、ここ神山神社以外の陶器の狛犬さんも、本当に個性的なメンツ揃いで...神山神社の狛犬さんはどちらかというと正統派です(笑) 信楽の他の神社の強烈な狛犬さんたちも是非・是非・是非見て頂きたいです。
以下の記事、《 前編 》《 後編 》に分けて紹介しているので、お時間があれば覗いていって下さいね! 写真だけでも見て下さい^^ インパクト大です。
⇒ 滋賀県信楽町、信楽焼の個性溢れる狛犬さんたち《 前編 》
⇒ 滋賀県信楽町、信楽焼の個性溢れる狛犬さんたち《 後編 》
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